予防のポイント

  1. がんにり患する確率は、男性は65.0%、
    女性は50.2%。4人に1人はがんで亡くなっている。
  2. 多くのがんは、早期発見・早期治療で生存率が上がる。
    女性特有のがんは、若い世代からリスクが高くなる。
    決められた時期から定期的に検診を受けよう。
  3. 子宮頸がん予防には「HPVワクチン」接種が有効。
    家族で話し合う機会を作ろう。
  4. がん検診を受診したら、検査後の精密
    がん検診を受診したら、検査後の精密
    言われたら、すぐに検査の予約をしよう。
  5. 生活習慣で予防できるがんもある。
    栄養・食生活、運動、睡眠・休養、
    喫煙、飲酒など自分の生活習慣が
    適切か見直そう。

Dr.Kの深堀り解説

4人に1人は
がんで亡くなっている

国立がん研究センターがん対策情報センター「がん登録・統計」2018年データによると、がんにり患する確率は、男性は65.0%、女性は50.2%です。熊本県の令和元年のがんによる死亡者は5, 5 4 3人で全死亡者の25.6%を占めています。

国が推奨するがん検診 5種類

家族で話そうHPVワクチン

HPV ワクチンは、子宮頸がんの原因となる、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンです。小学校6 年~高校1 年相当の女の子には定期接種、平成9 ~17 年度生まれまでの女性で定期接種の対象年齢の間に接種を逃した方にはキャッチアップ接種が行われています。
また、令和5 年4 月より9 価のHPV ワクチンを公費で接種できるようになりました。接種について家族で話し合う機会を持ちましょう。

がん検診を受診したら、
検査後の精密検査の受診も大切です

精密検査が必要と言われても、約2割の方が検査を受けていない状況です。がん検診は精密検査が必要な場合、精密検査を受けるまでが1セットです。

生活習慣を見直そう
がんを防ぐための新12か条

この12か条は日本人を対象とした疫学調査や、現時点で妥当な研究方法で明らかとされている証拠を元にまとめられたものです。

国立がん研究センターがん予防・検診研究センター